土屋俊幸・林政審会長が3期目、次期基本計画を睨み「助走期間」

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土屋俊幸・林政審会長が3期目、次期基本計画を睨み「助走期間」

農相の諮問機関である林政審議会の委員が1月6日付けで改選され、定員20名のうち7名が入れ替わった(任期は2年)。2月20日には新メンバーで初となる会合が開かれ、会長に東京農工大学名誉教授の土屋俊幸氏(68歳)、会長代理に筑波大学生命環境系准教授の立花敏氏(57歳)が選任された。土屋・立花両氏は、2019年から同ポストをつとめており*1、3期目となる。

土屋会長は、林政審の「一番大きな仕事」として2026年に予定されている次期森林・林業基本計画の策定をあげ、「まずこの2年間は助走期間として様々な検討を行いたい」と抱負を述べた。また、「来年度(2023年度)は国内森林の3割を占める国有林の管理経営基本計画の改訂があり、食料・農業・農村基本法の改正に向けた検討作業も急ピッチで進んでいる」と指摘。「農政の見直しは林政にも及んでくることを頭に入れて議論を進めていきたい」と語った。

新たに選任された林政審議会委員

秋吉朋美((有)秋吉林業)▽飯塚潤子((株)東京チェンソーズ販売事業部)▽小貫裕司(王子ホールディングス(株)取締役常務グループ経営委員兼王子グリーンリソース(株)代表取締役社長)▽小山由希子(佐賀県政策部政策調整監)▽佐藤貢(宮崎県西臼杵郡日之影町長)▽土川覚(名古屋大学大学院生命農学研究科研究科長)▽中西宏一((株)キーテック代表取締役社長)

(2023年2月20日取材)

(トップ画像=挨拶をする土屋会長)

『林政ニュース』編集部

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