鹿角市長選挙で元中部森林管理局長の関厚氏が初当選果たす

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鹿角市長選挙で元中部森林管理局長の関厚氏が初当選果たす

任期満了に伴う秋田県鹿角市の市長選挙が6月20日に投開票され、林野庁で中部森林管理局長や基盤整備課長などをつとめた関厚氏(67歳)が初当選を果たした。関氏は無所属で出馬し、草の根レベルの選挙戦を展開して9,257票を獲得、自民党と公明党の推薦を受けた会社社長の岩船勝広氏(60歳)を2,462票差で破った。

同市出身の関氏は、県立花輪高等学校から京都大学(林学科)に進み、1976年に林野庁に入庁、基盤整備課長や中部森林管理局長などをつとめた。退職後も技術士(森林部門)の資格を活かして日本森林技術協会などに勤務し、2017年に帰郷。地域振興に取り組む市民グループ・鹿角産業文化研究所の会長をつとめ、最近も研究報告書「山菜の発祥の地 鹿角」をまとめるなど精力的な活動を続けている。

関氏は、2月26日に市内で会見を開き、任期満了に伴って実施される市長選に無所属で立候補することを表明。①市民の力で鹿角を変える、②女性の声を市政に反映する、③医療体制の充実を進める──などの基本方針を示し、経済発展や人材育成の中核自治体を目指す「北東北ゴールド構想」の実現を公約として打ち出した。

(2021年6月21日取材)

『林政ニュース』編集部

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