10月14・15日に北海道札幌市で行われた男子プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)の公式戦で、北海道産木材を使ったトレーディングカードが来場者に配られ、国産材を利用する意義が広く伝えられた。
配布された木製トレーディングカードには、地元チームである「レバンガ北海道」の選手が描かれており、名古屋ダイヤモンドドルフィンズをホームに迎えての応援グッズになった。企画立案や制作・配布にあたったのは、北海道森林組合連合会、農林中央金庫札幌支店、(株)レバンガ北海道、三井ホーム北海道(株)の4者。三井不動産グループと道森連、道、道木材産業協同組合連合会は、昨年(2022年)10月に「建築物木材利用促進協定」を締結して道産木材の活用に取り組んでおり、農林中金も協力体制をとっている。三井不動産グループは、レバンガ北海道のオフィシャルパートナーをつとめていることから、4者の連携プロジェクトが実現。木製トレーディングカードの材料には、同グループが道内に約5,000ha所有する森林から伐り出した間伐材を用いた。
(2023年10月15日取材)
(トップ画像=2日間で計1,400枚の木製トレーディングカードを配布した)
『林政ニュース』編集部
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