全国天然木化粧合単板工業協同組合連合会(全天連、松尾和俊会長)は、11月9・10日に「第36回全国優良ツキ板展示大会」を静岡市のツインメッセ静岡で開催し、2日間で約1,000人が来場した(表紙写真参照)。同展示大会は、2年に1度行われており、当初は昨年(2020年)3月に実施する予定だったがコロナ禍で延期となり、3年8か月ぶりの開催となった。
全国の19社が660点を出品、約1,000人来場
全国各地でツキ板を生産している19社が計660点を出品し、審査の結果、(有)マルケイのタモ(柾目)と(株)ナショナル単板のウォールナット(板目)が農林水産大臣賞を受賞したほか、11点が入賞した。展示即売会(入札)も行い、約50社が応札して総売上額は1億635万9,000円に達した。
表彰式で挨拶した松尾会長は、「健康に配慮した材料として内装等への木材利用に関心が寄せられ、本物志向もあってツキ板の潜在的需要は大きいものがある」と述べた上で、「業界を挙げて全国へ、世界へとツキ板の需要を拡大していこう」と呼びかけた。
(2021年11月9・10日取材)
『林政ニュース』編集部
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