日本リーテック(株)(東京都千代田区、田邊昭治社長)は、富士通クラウドテクノロジーズ(株)(東京都中央区、関根久幸社長)と共同で伐採木の採寸作業を効率化するスマートフォン用アプリの実証実験を始める。7月12日に発表した。
同社は、電力会社から山間部の鉄塔建設や搬入路設置などの工事を受注している。鉄塔付近の工事では、電線などに邪魔されて機械化が進まない面があり、同アプリを使うことで森林調査事業の工程を75%程度削減できると見込んでいる。
同アプリは、番号を記載したテープを樹木に張り付けて撮影し、樹種や胸高直径などの自動採寸と位置情報を取得、自動で報告書や位置図を作成するもの。山間部のオフライン下でも機能し、オンラインに接続するとデータが同期される。来年4月からの実用化を予定しており、将来的には商品化も検討している。
『林政ニュース』編集部
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