造林専門会社の(株)GREEN FORESTERS(東京都千代田区、中井照大郎社長、通称「青葉組」)は、急傾斜地や不整地に対応した低コスト運搬機「山猫車」の開発を進めている。
「山猫車」は、最大35度の不整地斜面や凸凹の作業現場であっても安定して走行できるのが特長。最大積載量は約50kgで、コンテナ苗ならば一度に300本程度を運べ、造林資材などの運搬にも利用できる。
フレームや駆動部品(モーター)などはすべて汎用品で構成されており、作業条件に応じて改造・改修が行いやすく、製造原価は30万円以下に抑えている。担当者は、「現場目線で日常的に使える機械を目指している。来年度(2023年度)以降にできるだけ安価に製品化し、現場の負担軽減につなげていきたい」と話している。
(2022年1月10日取材)
(トップ画像=低コスト運搬機「山猫車」(高さ94cm、長さ110cm、幅66cm))
『林政ニュース』編集部
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