防衛省と農林水産省及び全国森林組合連合会など関係団体は、「農林水産業及び自衛隊における人材確保の取組に係る申合せ」を6月6日に締結した。昨年(2024年)12月に「自衛官の処遇・勤務環境の改善及び新たな生涯設計の確立に関する関係閣僚会議」が決定した基本方針を踏まえたもので、退職予定自衛官の再就職先として農林水産業を位置づけた。
「申合せ」に基づき、①農業大学校・林業大学校・漁業学校などにおける受け入れ体制の整備やインターンシップ機会の提供、②関係団体と自衛隊地方協力本部との連携強化、情報の共有、予備自衛官等制度への理解促進、③退職予定自衛官に対する業種説明会の実施、農林水産業に関する職業訓練の充実・強化──などに取り組んでいくことにしている。
(2025年6月6日取材)
(トップ画像=退職予定自衛官の再就職決定状況、2023年度時点)
『林政ニュース』編集部
1994年の創刊から31年目に突入! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。