福島県と林野庁は、新たに「里山・広葉樹林再生プロジェクト」を立ち上げ、4月27日に第1回推進連絡会議をWEB開催した。原発事故から10年が経過し、手入れが行き届かず大径化するシイタケ原木林が目立ってきているため、循環利用に向けた地域ごとの再生プランをつくるほか、放射性セシウム濃度の追加調査など科学的知見に基づいた「里山・広葉樹林再生ガイドライン(仮称)」を作成する。伐採した広葉樹の用途を広げるため、製紙・燃料用チップや内装用需要の創出にも取り組む。来年度(2022年度)予算要求に関連事業を盛り込むことにしている。
『林政ニュース』編集部
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