古里木材物流は、2011年の創業後、継続的な設備投資を行って事業量を拡大し、現在では年間12万m3以上の丸太(原木)を運送している。また、素材生産とチップ生産も手がけているほか、今年(2023年)7月からはジョイントベンチャー(JV、共同事業体)方式で木質バイオマス発電所の新設プロジェクトを進めている。
6か所の中間土場を拠点に月間1万m3以上の丸太を安定供
古里木材物流の畠山社長に、「物流の2024年問題」への対応策を聞くと、「中間拠点を整備・確保していくことが重要」との答えが返ってきた。
同社の事業エリアである岩手県には、大型の合板工場やバイオマス発電所が数多く立地している。これらの大口顧客に対し、同社はノースジャパン素材流通協同組合(盛岡市)と連携しながら、山元から工場へ丸太を直送している。
同社の強みは、月間1万m3以上の丸太をコンスタントに取り扱えることだ。その拠点となっているのが、盛岡市周辺に整備している6か所のストックヤード...
『林政ニュース』編集部
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