「使う枡」から「見せる枡」へ、挑戦続ける大橋量器【突撃レポート】

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「使う枡」から「見せる枡」へ、挑戦続ける大橋量器【突撃レポート】

計量器や酒器、食器として1300年余にわたって使われ、親しまれてきた木の枡。だが、生活様式の変化や代替製品の増加で、従来の用途は狭まっており、計量器としてのニーズはほぼ消滅したとまで言われる。ところが、この窮地を跳ね除ける斬新な発想で新しい枡商品を開発し、需要を生み出している企業が岐阜県大垣市にある。創業71年目を迎えた(有)大橋量器(大橋博行・代表取締役)だ。(文中敬称略)

枡で木質空間をデザイン、「MASPACIO」を本格展開

JR大垣駅前にある「マスカフェ」。大橋量器が枡のアンテナショップとして運営しているこの店舗に入ると、独特の木質空間に包まれる。壁面に使われているのは、同社が提案する「MASWALL(マスウォール)(マスウォール)」の原形。1合枡を何個も組み合わせた幾何学的なデザインが目を引き、木の持つ温もりや安らぎ感も伝わってくる。

独特のリラックス感が味わえる「マスカフェ」

「MASWALL(マスウォール)」の構成単位となっている枡には、「アラレ(ARARE)」、「コウシ(KOSHI)」、「カド(KADO)」の3パターンがあり、照明や配置の仕方によって異なる表情を見せる。

タグ: MASWALL グッドデザイン賞 マスカフェ 伊東大地 大垣市 大橋博行 大橋量器

『林政ニュース』編集部

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