大型木造建築で花粉症対策に貢献─ウッド・チェンジ協議会

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大型木造建築で花粉症対策に貢献─ウッド・チェンジ協議会

「民間建築物等における木材利用促進に向けた協議会」(通称:ウッド・チェンジ協議会)は、6月5日に4回目の会合を農林水産省で開いた。冒頭に挨拶した隅修三会長(東京海上日動火災保険(株)相談役)は、「花粉症対策としてスギ人工林の伐採を加速化するためにも、木材を活用した大型建築物の着工面積を倍増させることが必要になっている」と述べ、「この機を逃がさずに国産材の利用を一段と推進していきたい」と語った。

議事では、5つの小グループが成果報告を行った上で、今年度(2023年度)は、4階建て事務所(耐火建築物)のモデル案の検討や、事例集のデジタルマップ化などに取り組んでいくことを確認した。次回(第5回)の協議会は、今秋を予定している。

(2023年6月5日取材)

(トップ画像=挨拶する隅修三会長 )

『林政ニュース』編集部

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