チェーンソーの世界的メーカーであるスチール(STIHL、本社=ドイツ)の日本法人・(株)スチール(栃⽊県上三川町、中⼭健太郎・代表取締役、ブランド表記は「シュティール」)は、電動チェーンソーなどに用いるバッテリー(蓄電池)の新製品発表会を10月8日に東京都内で開催した。
披露した新型バッテリーの名称は、「ALLPRO(オールプロ)」。チェーンソーの使用にあたっては、騒音・環境規制への対応や作業効率の向上、作業者の健康・安全への配慮などが求められており、低騒音・低振動のバッテリー製品に対する注目度が高まっている。だが、従来のバッテリー製品では、林業現場などで求められるパワーや耐久性などが十分ではなかった。
こうした弱点を克服すべく開発された「ALLPRO」は、電流経路を最適化するタブレステクノロジーを採用し、①最大4kWの高出力、②最大3,000サイクルの長寿命、③ダウンタイム(休止時間)を削減する急速充電、④マイナス20度から50度までの温度環境に適応──などの機能を持つ。

1926年にドイツのシュトゥットガルトで創業したスチールは、創業100周年を迎えており、「ALLPRO」を“次の100年”を睨んだ戦略製品に位置づけている。10月8日の発表会では、プロ向けの新型バッテリーチェーンソー「MSA 260 C-O」も披露され、同社のアンバサダー(宣伝大使)で元ラグビー日本代表の畠山健介氏が丸太を鋸断するデモンストレーションも行った。
チェーンソーはエンジン式が圧倒的に主流となっている中で、「ALLPRO」を搭載した電動チェーンソーがどのように普及していくかが注目される。
(2026年10月8日取材)
(トップ画像=電動チェーンソーで丸太を鋸断する畠山健介氏)
『林政ニュース』編集部
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