forentaからスピンアウトし「シシガミカンパニー」発足

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forentaからスピンアウトし「シシガミカンパニー」発足

森林レンタルサービス「forenta(フォレンタ)」(第641号参照)を展開している(株)山共(岐阜県東白川村、田口房国社長)からスピンオフ(独立)するかたちで、新会社「(株)シシガミカンパニー」(同、田口房国社長)が4月1日に発足した。

キャンパー向けに森林を年間契約で貸し出す「forenta」は2020年にスタートし、翌21年にはフランチャイズ制を採り入れ、現在では13道府県で19社(者)が手がけている。森林活用のニュービジネスとして各種メディアに取り上げられ、大日本山林会の2023年度林業経営「創意工夫」優秀賞に選ばれるなど、業界内外から注目を浴びている。

田口社長は、新会社の社名(シシガミカンパニー)について、「某アニメショーンからインスピレーションを得た。ベンチャー企業として挑戦していく」と抱負を語る。新会社の社員は2名で、1名は岐阜県立森林文化アカデミーから新卒者を採用した。「ベンチャーだからこそ入社したい人材がいる」(同)という。今後は、「forenta」を3年以内に全国に普及するほか、カーボンクレジットや特用林産物に関する事業も行っていく計画だ。

なお、山共グループには、山共と資本関係が対等な(株)山共ホールディングス(同)があり、同ホールディングスの子会社として(株)山共フォレスト(同、田口克大社長)が素材生産業を営んでいるが、新会社は山共及び同ホールディングスとの資本関係はない。

(2024年4月1日取材)

(トップ画像=シシガミカンパニーのロゴマーク)

『林政ニュース』編集部

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