月間1万2,000~1万3,000束の薪を販売、約100店に配達
地下鉄人形町駅から歩いて5分ほど。ビルの谷間に、取り残されたような木造家屋がある。これが東京の薪屋・風見燃料店の本拠地だ。といっても、看板があるわけではなく、店の前に薪の束が積み重ねられているだけ。「通りすがりの人から、お風呂屋さんですかと言われることもある」と、社長の風見和由(61歳)は苦笑する。だが、この薪の山がなければ商売が始まらないという飲食店が首都圏には多い。
同社は現在、月に1万2,000~3,000束の薪を販売しており、年間の売上高は約1億円に達する。日本橋の本拠地のほか茨城県内に倉庫を持っており、東京都内と横浜を中心に約100店に及ぶ飲食店へ、日々薪を届け続けている。
『林政ニュース』編集部
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