林野庁は、11月28日に東京都江東区の木材会館で「多様な主体による森林づくり活動と水源涵養機能に関するセミナー」を開催し、森林の水源涵養機能を評価する新たな手法*1の概要と利用方法などについて解説した。会場には定員の約150名、オンラインには定員の400名を上回る約450名が参加し、関心の高さを窺わせた。
パネルディスカッションでファシリテーターをつとめた名古屋大学教授の五味高志氏は、新たな手法について、「科学的根拠と国際的な動向、企業などのニーズを踏まえている」と位置づけた。

林野庁は、来年(2026年)3月に新たな手法に関する解説書の完全版を公表し、英語版も作成して世界に発信していくことにしている。
(2025年11月28日取材)
『林政ニュース』編集部
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