岩手県立大学と森林総合研究所の研究グループは、岩手県内に出没するイノシシを予測する「ハザードマップ」を作成した。過去のデータを利用して、イノシシがどこに出没するかを高い確率で掴むことができる。シカやサルなどの獣害対策にも応用できるとみられている。
使用するのは、GISソフトと生物の生息地を予測する「マックエント(Maxent)及び標高・植生・土地利用という誰でも利用可能なデータ。すべて無料で入手することができる。
「ハザードマップ」は、すでに同県の全市町村に配布されており、これから現場レベルで実用性を検証していくことにしている。
(2022年3月1日取材)
(トップ画像=過去のデータを活用して作成したイノシシの出没予測図)
『林政ニュース』編集部
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