ha20~30本の広葉樹を残して鳥類保全、トドマツ林で調査

北海道 生物多様性保全 統計・調査

ha20~30本の広葉樹を残して鳥類保全、トドマツ林で調査

森林総合研究所と北海道立総合研究機構林業試験場及びアメリカ地質調査所の研究グループは、トドマツ人工林の伐採を行う際に、広葉樹をha当たり20~30本残すと効率的に鳥類を守れるとする調査結果を2月13日に公表した。調査は、北海道有林で7年間をかけて行い、少量の広葉樹を残すことが費用対効果の高い鳥類保全手法になることを明らかにした。同グループは、調査結果を施業ガイドラインや森林認証制度に反映することにより、「林業分野で生物多様性保全が促進される」との考えを示している。

(2023年2月13日取材)

(トップ画像=広葉樹中量保持区(左)と保持された広葉樹を利用するキビタキ(右))

『林政ニュース』編集部

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