国産スギを使い米国の検査機関によって格付(グレーディング)*1された2×4(ツーバイフォー)材が初めて輸出された。輸出促進法に基づく「品目団体」に指定されている日本木材輸出振興協会が10月6日に発表した。
輸出されたのは、中国木材(株)能代工場が生産したスギ2×4材(45m3)で、9月25日に米国の検査機関・PLIB(Pacific Lumber Inspection Bureau)の会員であるFritch Mill社(ワシントン州)の工場で等級のスタンプが押印され構造材として格付された。輸出業務は、住友林業(株)が担当した。
同協会によると、今回の輸出は「トライアル的なもの」だが、「米国で国産材製品を普及する条件整備は着実に進んでいる」状況であり、今後も格付された2×4材の輸出が続くと見込まれている。

(2025年10月6日取材)
(トップ画像=スタンプが押印され格付されたスギ2×4材、画像提供:住友林業)
『林政ニュース』編集部
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