ノースジャパン素材流通協同組合の取扱量が56万m3台に増加、過去2番目の水準

ノースジャパン素材流通協同組合(岩手県盛岡市、鈴木信哉理事長)の昨年度(2024年度)の年間素材(丸太)取扱量が56万6,542m3(対前年比107%)に増え、過去2番目の水準に達した。住宅着工戸数の減少などで木材需要の見通しが立てづらい中、ユーザーが要望する樹種や品質などの確保に努めた結果、合板・LVL用素材の出荷量が24万9,557 m3(同111%)に増加して、プラス要因となった。

今年度(2025年度)は、合板・LVL用で25万m3、製材・集成材等用で18万5,000m3、バイオマス発電用で12万tの取扱量(共同販売)を計画しているほか、東北森林管理局等委託販売を4万5,000m3行って、55万m3台の維持を目指すことにしている。

同協組は、5月26日に盛岡市内のホテルで第22回通常総会を開いて、昨年度の事業実績などを報告した。決算では約6,880万円の当期純利益を計上し、組合員に対して出荷額に応じて0.2%を配当した。

(2025年5月26日取材)

(トップ画像=ノースジャパン素材流通協同組合の事業実績推移)

『林政ニュース』編集部

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