林木育種センター(茨城県日立市)は、全国で初めてエリートツリー由来の少花粉スギ品種「スギ林育2-273」を開発したと3月27日に発表した。
「スギ林育2-273」は、関東育種基本区から選抜されたエリートツリーで、林木育種センター構内及び国有林(茨城県城里町)に植栽したクローン個体にジベレリン処理を行って雄花着花性の評価を行った結果、少花粉スギ品種の特性を有していることがわかった。また、植栽後10年の樹高は12.0mに達し、成長性に優れていることが確認された。これから特定母樹に指定し普及していくことにしている。

(2025年3月27日取材)

『林政ニュース』編集部
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