日本林業土木連合協会(新谷龍一郎会長)は、2月18日に東京都千代田区のルポール麹町で令和7年度定時総会と創立65周年記念行事を開催した。
冒頭に挨拶した新谷会長は、「建設資材や燃料などの価格高騰に加え、時間外労働に関する上限規制の適用により、働く環境が大きく変化している」と述べた上で、「今年は約800万人いる団塊の世代が75歳以上になると言われており、ベテラン層の多くが退職して、人手不足に拍車がかかる。技術者の確保に加えて生産性を高める対策が必要であり、中長期的に安定した予算と利潤を確保して、人とモノに投資していきたい」との考えを示した。

記念行事では、4名に林野庁長官感謝状、20名に林土連会長表彰を贈ったほか、今年度(2024年度)の治山・林道工事コンクールで農林水産大臣賞を受賞した「小山地区(角取山1外)直轄治山工事」(小野建設(株)、関東森林管理局推薦)及び「藤目谷林業専用道新設工事」((株)井原組、近畿中国森林管理局推薦)などの業績を讃えた。
(2025年2月18日取材)
(トップ画像=全国の林業土木関係者が集結した)

『林政ニュース』編集部
1994年の創刊から早くも31年目! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。