初の「日本製材技術賞」表彰式を開く

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初の「日本製材技術賞」表彰式を開く

全国木材組合連合会(東京都千代田区、菅野康則会長)は、初めてとなる「日本製材技術賞」の表彰式を3月13日に東京都江東区の木材会館で開催した。同技術賞は、2022年度まで実施してきたJAS製材品普及推進展示会(通称:JAS展)に替わる表彰制度として、今年度(2024年度)からスタートしたもので、農林水産大臣賞に選ばれたグリーンウッドタクミ協同組合(三重県)など10工場の取り組みを顕彰した。

来年度(2025年度)は農林水産祭に参加、10年ぶりの天皇杯なるか

表彰式で全木連の菅野会長は、「昨年の8月から9月にかけて公募をしたところ全国161工場から応募をいただき、書類や現地審査を行って、受賞工場を決定した」と報告した上で、「来年度(2025年度)から農林水産祭への参加表彰行事となるように調整を進めている」と述べた。

挨拶をする菅野康則・全木連会長

同技術賞が農林水産祭の枠組みに入ると、最上位賞である天皇杯を受賞する道が拓ける。製材工場の天皇杯受賞は、2015年度の第54回農林水産祭における中国木材(株)鹿島工場(茨城県神栖市)以降は例がない。10年ぶりに製材工場が天皇杯の栄冠を手にできるかが注目される。

(2025年3月13日取材)

(トップ画像=表彰状を掲げる入賞工場の代表ら)

『林政ニュース』編集部

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