57回目となる「ミス日本コンテスト2025」が1月27日に東京都新宿区の京王プラザホテルで開催され、佐塚こころ(さつか・こころ)さんが「2025ミス日本みどりの大使」に選ばれた。
佐塚さんは、「みどりの大使」*1*2としては3代目、前身の「みどりの女神」から通算すると11代目のマドンナとなる。
佐塚さんは、長野県佐久穂町出身の19歳。国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科の1年生で、特技は手話、英会話、資格取得(英語検定など8種)。趣味は旅行。多様な人と関わることを心がけており、将来は、障害や言語の壁を超えてフラットに情報を届けられるアナウンサーを目指している。
高校生時代には、自らアポイントメントをとってグアム大学で英語による書道の講義をした行動派。その際に、聴覚障害を持つ生徒と出会ったことが手話を始めるきっかけになった。長野ろう学校の生徒との交流や、小学生の頃から続けている障害者福祉施設での活動も手話を続ける動機となっており、11月に開催される「東京2025デフリンピック」(4年に1度行われる聴覚障害者による国際スポーツ競技会)にもボランティアとして参加する予定だ。
林業の盛んな佐久穂町で生まれ育ち、緑の少年団にも所属していた佐塚さん。コンテストのファイナリスト12名が昨年(2024年)11月29日に林野庁で行った勉強会では、自身の幼少期を振り返り、木の温かみを感じて育つことができた環境に感謝の意を述べた。これから「林福連携」の分野でも佐塚さんの活躍がみられそうだ。
(2025年1月27日取材)
(トップ画像=佐塚こころさん、身長158cm、座右の銘は「100点と99点の差は1点じゃない」)
『林政ニュース』編集部
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