農林水産事務次官に枝元真徹氏、振り出しは林野庁

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農林水産事務次官に枝元真徹氏、振り出しは林野庁

農林水産事務次官の末松広行氏(61歳)が退任し、後任に官房長の枝元真徹(まさあき)氏(59歳)が起用される。7月中に発令される見通しだ。

枝元氏は、昭和59年に東京大学法学部を卒業後、農林水産省に入り、林野庁の林政課に配属されて役人人生のスタートを切った。平成3年9月から5年7月までは、経営企画課の課長補佐(総務班担当)として国有林改革にも取り組んだ。鹿児島県出身で県立加治木高校から東大→農林水産省と進む中でも“鹿児島カラー”を失わず、今も省の鹿児島県人会会長をつとめる。

枝元真徹氏

前任の末松氏(58年・東大法)は経済産業省の局長から事務次官にサプライズ発令され、その前の改革派・奥原正明氏(54年・東大法)は経営局長から事務次官に抜擢された。対照的に、枝元氏は秘書課長や生産局長など“本流”を歩んで官房長から省のトップに就く。順当路線の中で、どのような“枝元色”を出すかが注目される。

(2020年7月10日取材)

詠み人知らず

どこの誰かは知らないけれど…聞けないことまで聞いてくる。一体あんたら何者か? いいえ、名乗るほどの者じゃあございません。どうか探さないでおくんなさい。

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