「技能検定の年明け受験を後押し」──2024年度全国森林組合代表者大会を開く

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「技能検定の年明け受験を後押し」──2024年度全国森林組合代表者大会を開く

全国森林組合連合会(中崎和久会長)は、10月16日に東京都内で今年度(2024年度)の「全国森林組合代表者大会」を開催した。全国から参集した約750名の関係者とともに、「JForestビジョン2030」の実現に向けた大会決議を採択した。

挨拶する中崎和久会長

冒頭、挨拶に立った中崎会長は、「能登半島の復興を支えるとともに、近年の集中豪雨や地震による災害を踏まえ、『緑の国土強靭化』をより一層進めていく」と述べた上で、国家資格の技能検定に「林業」の職種が追加されたことに触れ、「年明けには初めての試験が予定されている。現場で働く方々が受験できるように、皆さんで後押しをして欲しい」と求めた。

大会決議には、次のような項目を盛り込み、来年度(2025年度)予算の確保と合わせて実現を目指すことにした。

①カーボンニュートラル・国土強靭化に向けた森林整備・保全と適切な管理の推進、②人材の確保・育成と労働安全対策推進強化、③生産性向上と需要拡大による国産材の供給・利用促進等、④能登半島地震や大雨災害など激甚な災害からの復旧・復興、⑤林業及び山村振興等に必要な林業税制の改正

(2024年10月16日取材)

(トップ画像=決議の実現に向けて「がんばろう」と唱和した)

『林政ニュース』編集部

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