日本森林技術協会(福田隆政理事長)は、6月30日に東京都千代田区の日林協会館で第77回定時総会を行った。福田理事長は、冒頭の挨拶で、「令和3年度も役職員一丸となって受注に努めた。コロナ禍で思わぬかかり増し等が生じ、若干の赤字決算とはなったが、増収を確保することができた」と報告した上で、「林業技士の養成事業では計176名を新規に養成・認定した」、「公益目的事業支出も計画を上回る水準で推移させている」などと述べ、「何とか無事に興林会発足以来、100周年の節目を越えることができた」と総括した。
議事では所定の議案を原案どおり承認。役員の一部改選も行って、業務執行理事の城土裕氏が退任して技術指導役となり、林野庁で九州森林管理局長などをつとめた小島孝文氏が業務執行理事に就任した。
表彰行事では、第32回学生森林技術研究論文コンテストで林野庁長官賞に選ばれた北海道大学農学部森林科学科の前田唯眞氏と、第67回森林技術賞を受賞した長野県林務部信州の木活用課の戸田堅一郎氏に賞状などを授与した。
(2022年6月30日取材)
(トップ画像=就任の挨拶をする小島孝文・日林協業務執行理事)
『林政ニュース』編集部
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