災害に強く明るく親しみやすい新庁舎が市民にも職員にも好評
安芸市の新庁舎は、免震構造を備えた地上3階建て。外観は武家屋敷をイメージさせるデザインで、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)だが、庁舎内では内装や什器に地元産材が多用されている。
正面玄関を入ると吹き抜けのロビー(市民フロア)が広がっており、床(圧密フローリング)や腰壁、壁面、カウンターなどには同市産のヒノキなどを用いて、明るく開放的な空間をつくり上げている。木製のテーブルセットも置かれており、休憩や雑談などがしやすい。ロビーに隣接する食堂もヒノキで仕上げ、清潔感がある。屋根やルーバーにはスギのCLTを使用しており、新庁舎全体の木材使用量は約180m3に達している。
『林政ニュース』編集部
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