樹木や木材などの植物資源を構成している超極細繊維・セルロースナノファイバー(CNF)の実用化に向けた産官学の連携プロジェクトが動き出した。2030年までに1兆円規模の新市場を創出することを目指し、6月9日にオールジャパン体制のコンソーシアム「ナノセルロースフォーラム」が発足した。設立総会に来賓として出席した松島みどり・経済産業副大臣は、「CNFは無限の可能性を持っている。日本の豊かな森林資源を活用するためにも、国家的プロジェクトとして取り組みたい」と意欲を述べた。CNFを巡る国際間の競争が激化していることを踏まえ、取り組みを加速する。
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