長野県の伊那市は10月1日に市内の公園で、市内の林業・木材業者ら24社を集めて「森のマッチングデイ」を開催し事業者交流の場をつくった。伊那市ミドリナ委員会主催の「森のマルシェ」と同時に開催し、関係者や一般参加者らを合わせて500名以上が集まった。
会場では、今年(2022年)4月に設置したカラマツエリートツリー特定母樹の展示林の見学や上伊那森林組合によるチェーンソーとハーベスタによる伐倒デモンストレーションなどを行った。開催に必要な経費の財源には、「林業成長産業化地域創出モデル事業」を使用した。
同市の担当者は、「地域材の積極的な活用を小さい単位から始めていきたい。今回の事業者同士のマッチングはそのきっかけになった」と位置づけている。
なお、同市では今年度末までに産官学連携拠点施設を竣工する予定となっている。同拠点施設では、幅広い参加者を対象にした「伊那谷フォレストカレッジ」の後継事業を行うことも検討されている。
(2022年10月1日取材)
(トップ画像=各ブースの説明を受ける参加者)
『林政ニュース』編集部
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