吉賀町の六日市体育館で苗木運搬ドローンの検討会を開く―島根森林管理署

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吉賀町の六日市体育館で苗木運搬ドローンの検討会を開く―島根森林管理署

島根森林管理署(津田京子署長)は9月17日に、島根県吉賀町の六日市体育館で「林業用ドローンによる労働力軽減」をテーマにした検討会を開催した。近畿中国森林管理局がブロックごとに持ち回り方式で実施している検討会を島根署が担当したもので、コロナ対策で移動に制限がかかっているため、参加者を県内の関係者30名に絞って行った。

苗木などを運搬できる林業用ドローン「Motte(モッテ)」を開発した正和商事(株)(大阪市)の担当者が使用方法や機器の特徴などについて説明。導入すれば現場作業の負担が軽減されて安全性が高まるとともに、コストダウンなど経営面でもメリットがあることを解説した。

「Motte」は、2人がお互いに目視で安全性を確認しながら操作する。1回の飛行で約15㎏までの資材を運搬でき、1日に約70フライトが可能で、荷下ろしなども自動で行える。同社によると、人力では往復2時間かかる苗木運搬作業が「Motte」ならばわずか3分で行える。6枚の羽根を備えているので、1枚が止まっても落下しないなど、山間部でも安定的な飛行が確保できるという。

(2021年9月17日取材)

(トップ画像=林業用運搬ドローン「Motte」について説明する担当者)

『林政ニュース』編集部

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