「長崎すて木な家づくりの会」と林業公社がオフセット協定を締結

「長崎すて木な家づくりの会」と林業公社がオフセット協定を締結

長崎県内の27の工務店が加盟している「長崎すて木な家づくりの会」(諫早市、馬場昭一会長)と県林業公社(同、綾香直芳理事長)は、ながさきカーボン・オフセット推進協議会(長崎市、矢部福徳会長)の仲介を得て、「木造住宅を通じた森林整備の促進」基本協定を1月13日に締結した。

同協定に基づき、「家づくりの会」は県林業公社が発行するJ-クレジットを購入して住宅建設時に発生する二酸化炭素(CO2)をオフセット(相殺)する。当面、年間に住宅100棟分に相当する50tのCO2オフセットを目指す。一方、約1万1,000haの森林を管理・経営している県林業公社は、J-クレジットの販売収入を森林整備促進基金に積み立てた上で、森林整備費に充当していく。両者の連携を「見える化」することにより、環境にやさしい木造住宅や木材利用に関する対外的なアピール力が高まると見込んでいる。

なお、「家づくりの会」は、国土交通省の地域型住宅グリーン化事業を利用して活動しており、同事業のグループが森林・林業関係のカーボン・オフセットに取り組むのは全国初となる。

(2023年1月13日取材)

(トップ画像=長崎県庁で基本協定の締結式を行った)

『林政ニュース』編集部

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