2024年度予算要求の重点事項に「新たな花粉症対策」 既存事業を再編し総合対策、交付金も創設

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2024年度予算要求の重点事項に「新たな花粉症対策」 既存事業を再編し総合対策、交付金も創設

来年度(2024年度)予算概算要求に向けた林野庁関係の重点事項が明らかになった。「新たな花粉症対策の展開と森林・林業・木材産業によるグリーン成長」をテーマに掲げ、既存事業を再編して「花粉削減・グリーン成長総合対策」を柱に立て、総合的な交付金を創設して各種の取り組みを支援するほか、公共事業の森林整備事業でも花粉発生源対策を推進する。

政府の関係閣僚会議が5月に決定した「花粉症対策の全体像」*1を踏まえ、林野庁の来年度予算要求は、トップ画像(表)のようなラインナップとする。中核となる「花粉削減・グリーン成長総合対策」は、現在実施している「森林・林業・木材産業グリーン成長総合対策」を衣替えして内容を拡充するとともに、「森林・林業・木材産業政策を総合的に支援する交付金を創設」して、使い勝手を高める方針。これまでテーマにしてきたグリーン成長の路線は維持しながら、花粉発生源対策をテコ入れする予算を目指すことにしており、8月末には要求金額を確定して財務省に提出する。

『林政ニュース』編集部

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