「ボックスinボックス」で民間施設を木質化、福井県が推進

「ボックスinボックス」で民間施設を木質化、福井県が推進

福井県は、県産スギ需要拡大策の一環として「ボックスinボックス」の導入を進めている。「ボックスinボックス」は、既存施設の中に手軽に木質空間を生み出せ、形状を自由にカスタマイズできるのが特長。同県では、新たな木づかいモデル事業として年間600万円の導入支援費を予算化しており、これまで木材利用が進んでいなかった民間施設を主な対象にして、「一企業一木質化運動」を呼びかけている。

福井県生活学習館に設置された「ボックスinボックス」

同事業によって、昨年度はNICCAイノベーションセンターと福井銀行花堂支店に、今年度は福井県立図書館と福井県生活学習館に「ボックスinボックス」を設置。3月1日には、県内の建築設計関係者らを招いて見学会を行うなど、普及に努めている。

『林政ニュース』編集部

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