【寄稿】素晴らしき「リーフアート」の世界 貴方(あなた)もやりませんか?

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【寄稿】素晴らしき「リーフアート」の世界 貴方(あなた)もやりませんか?

樹木の葉を使った身近な芸術活動「リーフアート」に脚光が当たり始めている。森と木から“新たな価値”を生み出す「リーフアート」の普及に第一線で取り組んでいる佐野由輝(ゆうき)氏(森林研究・整備機構森林整備センター森林業務部次長)から誘(いざな)いのメッセージが届いた。

葉っぱを材料とした切り絵、樹種ごとの性質等を活かして創作

皆さんは、リーフアート(葉っぱ切り絵)をご存じでしょうか。

この分野で有名な人として、「葉っぱ切り絵作家リトさん」がいます。テレビなどでも紹介されているので、知っている人も多いと思います。実は、私も、2021(令和3)年の夏に、リトさんの作品を見て、その繊細さに感動したことがきっかけで、リーフアートを始めました。

佐野由輝氏

リーフアートは、紙の代わりに葉っぱを材料とした切り絵です。つくり方は、紙の切り絵とほぼ同じで、葉っぱの裏側に作品の絵を下書きし、デザインカッターで切り抜いていきます。ただ、紙とは異なり、葉っぱには、①葉脈がある、②湾曲している、③厚さが均一でない、④形が様々、⑤水分が多い──などの性質があるため、イメージどおりに切ることが難しいのですが、その分、作品ができあがったときの感動は一入(ひとしお)です。

『林政ニュース』編集部

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