大分県庁退職林業技術者連絡協議会(足立紀彦会長、略称「林業OB会」)と、現役の県職員(技術職)で組織している大分県林業技術者懇談会(松原恵子会長、略称「林技懇」)が編纂していた『平成の大分県林業史』が8月28日に完成し、9月2日に県庁で贈呈式が行われた。
両会は、2015年に年表『大分県林業の歩み』を作成し、2020年には『大分県の林業史』を刊行している。だが、『大分県の林業史』は、藩政時代から昭和時代までを対象にしており、平成時代の記述がなかったため、両会の中から「我々の記憶があるうちにまとめないと記録に残せなくなる」との声が上がり、2024年度に編集作業に着手。2年がかりでA4判、300頁の書物にまとめ上げた。

当初は、県職員がかかわった行政関係の記録だけをカバーすることにしていたが、民間の動きも追わないと『林業史』たりえないとの判断から企業や団体・個人からの寄稿も収録。また、同県林政を長年にわたって支えてきた山田壽夫(元大分県農林水産部次長)、遠藤日雄(元鹿児島大学教授)、井上正文(大分大学名誉教授)の3氏による特別寄稿も掲載した。
「林業OB会」の足立会長は、発刊の辞の中で、「森林・林業・木材産業の様々な分野で大分県は全国でも先進的な取り組みをしてきた」と振り返っている。
『平成の大分県林業史』は非売品だが、希望者にはPDFを配布している。問い合わせ等は、「林業OB会」の足立会長(電子メール:adachi.norihiko@gmail.com)へ。
(2026年9月2日取材)
(トップ画像=9月2日に大分県庁で『平成の大分県林業史』の贈呈式を行った)
『林政ニュース』編集部
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