日本集成材工業協同組合(東京都中央区、中島浩一郎理事長)は、5月19日に第52回通常総会と創立60周年記念行事を東京都内で開催した。中島理事長は、「1963年に日本集成材工業会として発足して以降、平坦な道ではなく、よくここまで来たという思いを強く持っている」と振り返り、「現在の組合員数は70だが、一番多かった1996年は250を超えていた。業界の景色が変わる中で、新しい価値を提供していかないと5年先はない。もう1歩前に出る気持ちでやっていきたい」と抱負を述べた。
議事では、所定の議案を原案どおり承認し、岡山大学の中村昇・特任教授が記念講演した後、功労者への感謝状の授与などが行われた。
なお、昨年(2022年)の日集協組合員による集成材生産量は、造作用が30万1,000m3で対前年比89.2%、構造用が1,368万m3で同91.3%だった。引き続き、集成材製品の品質の向上などを通じて需要の拡大を目指すことにしている。
(2023年5月19日取材)
(トップ画像=挨拶をする中島・日集協理事長)
『林政ニュース』編集部
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