「甲信デジタル林業戦略コンソーシアム」が発足

山梨県 長野県 林業機械

山梨県と長野県の事業者や行政・研究機関などが連携して「甲信デジタル林業戦略コンソーシアム」を立ち上げた。(有)天女山(山梨県北杜市)*1*2が代表機関となって4月13日に設立総会を開き、「伐る前に行き先を示せる林業」の実現に向けて、今年度(2026年度)から2か年で実証事業などを行っていく計画を決めた。

同コンソーシアムの取り組みは、林野庁のデジタル林業戦略拠点構築推進事業に採択されており、国からの支援を受けながら次世代型林業のモデルづくりを目指す。

「伐る前に行先を示せる林業」の実現を目指す

具体的には、ドローンやICTハーベスタで取得した単木レベルの森林資源データと木材需要情報をリアルタイムで連携させ、樹種、等級、材積に応じた出荷先を伐採前に確定する「林分別供給設計モデル」の実用化を図る(トップ画像参照)。原木(丸太)を伐採する前に利用先を決めることで加工・流通過程のムダを省き、コスト削減を進めて山元への利益還元を増やす狙いがある。主な実証地は、北杜市内のカラマツ人工林を予定している。

同コンソーシアムの構成員は、代表機関をつとめる天女山のほか、(株)吉本(長野県佐久穂町)*3、(有)モリテック(山梨県都留市)、(株)キーテック(東京都江東区)、素朴屋(株)(北杜市)*4、(株)森のエネルギー研究所(東京都青梅市)、日立建機日本(株)(埼玉県草加市)、(株)ビィーシステム(北海道札幌市)、山梨県、北杜市の12者。

今年度は、生産管理や資源管理、造林などに関する実証事業を重点的に進めることにしている。

(2026年4月13日取材)

(トップ画像=「林分別供給設計モデル」の概要)

『林政ニュース』編集部

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