国土緑化推進機構は、35回目となる「みどりの文化賞」を宮大工棟梁の小川三夫氏(78歳)に贈ることを決めた(3月31日に発表)。
小川氏は、1947年に栃木県矢板市で生まれ、栃木県立氏家高等学校時代に修学旅行で訪れた法隆寺五重塔に深く感銘を受けて宮大工を志した。高校卒業後に「最後の宮大工」と呼ばれた西岡常一棟梁(第2回みどりの文化賞受賞者)に弟子入りを志願し、最初は断られながらも各地の神社等で修業を積み、1969年に西岡棟梁唯一の内弟子として認められ、副棟梁として法輪寺三重塔や薬師寺金堂・西塔などを再建した。
1977年には寺社建築専門の「鵤工舎(いかるがこうしゃ)」を創業し、全国各地の寺社仏閣建築の設計・施工、文化財建造物の修理などに取り組み、これまでに棟梁として建てた木造建造物は100を超える。また、100人を超える宮大工の弟子を養成するなど、後進の育成にも尽力している。
表彰は、5月9日(土)に東京都千代田区のイイノホールで開催する第35回森と花の祭典「みどりの感謝祭」式典の中で行う。
(トップ画像=小川三夫氏、画像提供:国土緑化推進機構)
『林政ニュース』編集部
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