国土緑化推進機構は、34回目となる「みどりの文化賞」を東京大学名誉教授の太田猛彦氏(83歳)に贈ることを決めた(4月2日に発表)。
太田氏は、東京農工大学、東京大学、東京農業大学で約40年間にわたって教鞭をとり、研究・教育活動や後進の育成などに尽力してきたほか、砂防学会長、日本森林学会長、日本緑化工学会長、日本学術会議会員、林政審議会委員、東京都森林審議会会長などの要職も歴任。現在もFSCジャパン(森林管理協議会)代表、みえ森林・林業アカデミー名誉学長、かわさき市民アカデミー理事長、さいたま緑のトラスト協会理事長などとして精力的な活動を続けている。
専門である治山・砂防学及び森林水文学をベースにして、海岸防災林の再生や気候危機下における新たな土砂災害対策の方向性を示したほか、市民アカデミーの講師などとして一般市民・消費者らとも積極的に交流と対話を重ねていることも評価された。
表彰は、5月10日(土)に東京都千代田区のイイノホールで開催する第34回森と花の祭典「みどりの感謝祭」式典の中で行う。

『林政ニュース』編集部
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