CLTの普及テコ入れへ「第4次ロードマップ」策定、50万m3目標は変えず

全国 集成材・CLT

政府は、CLT(直交集成板)の普及促進を目指す「第4次ロードマップ」を策定した。3月31日に持ち回り方式で関係省庁連絡会議を開き、決定した。

CLTの普及に向けたロードマップは、2014年に初めて策定し*1、以降、2017年、2021年、2022年に改定してきている。

最新バージョンの「第4次ロードマップ」は、今年度(2026年度)から2030年度までを期間とし、新たに建築物LCCO2評価*2や改正SHK制度*3を通じた「環境性能等の見える化等の推進」を重点課題に据えた。また、鉄骨造などとの混構造でCLTを部分利用するためのマニュアル整備や国産CLTの輸出促進も課題に加えた。

数量面に関しては、「年間50万m3」のCLTを安定的に供給できる体制の整備という「第1次ロードマップ」からの目標値を踏襲した。ただし、「第3次ロードマップ」では「50万m3」の達成時期を「2024年度末まで」としていたが、現状は年間10万m3程度にとどまっているため、具体的な年限の設定は省いた。また、これまでCLTの製品価格については、m3当たり7~8万円を目指すとしていたが、最近の物価高騰などを勘案して、これも数値目標の設定は見送った。

なお、CLTを活用した建築物等の竣工件数は昨年度(2025年度)末で1,700件を超えており、「第1次ロードマップ」が策定された時点から3倍近くに増えている。

(2026年3月31日取材)

『林政ニュース』編集部

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