江与味製材を「フラグシップ輸出産地」に認定

岡山県 海外 木材・木製品製造業

岡山県美咲町の江与味製材(株)(難波高明社長)が国(農林水産省)から「フラグシップ輸出産地」に認定され、3月10日に中国四国農政局で認定書の授与式が行われた。

「フラグシップ輸出産地」は、農林水産物の輸出拡大を図るために2024年度から進められている制度で、輸出先国のニーズや規制に対応した農林水産物を継続的に輸出している企業等を先行モデルとして認定している。認定されると、国からの支援やロゴマークの活用などのメリット措置が受けられる。

ヒノキ製材品を韓国や台湾へ出荷して需要創出

1935年に創業した江与味製材は、製材事業のほかに集成材事業、素材生産事業、植林事業、バイオマス事業なども幅広く展開しており、ヒノキ特有の香りや色艶を活かした新商品の開発などにも力を入れている。

海外事業では、岡山県内の真庭市や津山市などから調達したヒノキ原木を製材品に加工し、韓国や台湾に輸出している。2024年の輸出実績は3億5,700万円に達している。

輸出にあたっては、国内の同業者や各国の商社・製造会社等と連携してサプライチェーンの構築に努めており、台北市での展示会への出展や大学教授や学生を招いた製材勉強会の開催など、需要創出とネットワークづくりにも取り組んでいる。輸出先国から合法木材供給事業者の認定書を求められた際には、速やかに対応できる体制も整えている。

なお、「フラグシップ輸出産地」制度では、これまでに農林水産物全体で約100件を認定している。製材分野では、東濃ヒノキ製材品を中国や韓国に輸出している桑原木材(株)(愛知県犬山市)が昨年(2025年)3月に初めて認定されており、江与味製材は2件目になる。

(2026年3月16日取材)

(トップ画像=台北市で開かれた展示会に出展した(中国四国農政局資料より))

『林政ニュース』編集部

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