トドマツの粉体を使い猫用消臭トイレを商品化

北海道 全国

北海道産トドマツの精油を使った空気浄化ビジネスを展開しているエステー(株)(東京都新宿区、鈴木貴子社長は、新たにトドマツの粉体を利用した「猫用システムトイレ」を商品化した。2月22日の「猫の日」に発売した。

精油事業を展開するエステーがペット市場に参入

同社は、グループ企業の日本かおり研究所(株)と森林研究・整備機構が共同開発した技術を活かし、トドマツの枝葉から抽出した精油成分を使った空気浄化剤などを商品化し、「クリアフォレスト」のブランドで販売している。

精油成分を抽出する際に、残渣として粉体(針葉粉体)が出る。これまで粉体は、ボイラー用燃料として利用していたが、より付加価値の高い活用方法を模索している中で、猫の排便臭に対して高い消臭効果を持つことがわかった。同社が480人を対象に行った調査では、猫を飼育する上で困ったことの1位に「トイレや排泄物のニオイが臭い」が挙げられ、ペット関連市場が成長を続けていることも踏まえ、新商品の開発に踏み切った。

新たなブランドとして「エステーペット」を立ち上げ、第1弾として猫用システムトイレの本体セットと消臭チップ及び消臭シートの3アイテムを市場に投入する。すでに試用者からは、「ニオイがせず、排便していることに気づかなかった」という声も出ているという。

「エステーペット」の担当者の話「トドマツが持つ圧倒的な消臭効果で、ニオイに困っているペット飼育者の方々に、もっと楽しいペット生活を過ごしていただきたい」

(2022年2月22日取材)

(トップ画像=猫用トイレに約1か月分のチップ(2.5L)とシート(4枚)がセットになった「エステーペット実感消臭本体セット」、価格(オープン)は税込み8,778円前後)

『林政ニュース』編集部

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