木青連が十数年ぶりに要望活動、「建てる過程にも“木”を」

日本木材青壮年団体連合会(東京都江東区)の長谷川泰治会長らは、9月17日に農林水産省を訪れ、小泉進次郎農相に要望書を手渡した。同連合会が国に対して要望活動を行ったのは十数年ぶり。

要望項目は8点で、とくに次の3点を重点的に訴えた。

①木材需要の促進=住宅・非住宅の木造・木質化は進んでいるものの、建設現場ではプレファブや鉄板が使われている。長谷川会長は、「建てる過程にも“木”を使う流れを生み出していきたい」と強調した。

②担い手の確保=会員企業でのインターンシップの取り組みを挙げ、求人活動や起業家支援の拡充を求めた。

③木育の推進と木製品の輸出拡大=半世紀に及ぶ全国児童・生徒木工工作コンクールや会員企業による木育プログラム、木育遊具・玩具の輸出も始まっており、行政からの後押しを要望した。

(2025年9月17日取材)

(トップ画像=小泉農相に要望書を手渡した)

『林政ニュース』編集部

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