大日本山林会(東京都千代田区、永田信会長)は、「第63回農林水産祭参加全国林業経営推奨行事」の賞状伝達贈呈式を11月7日に東京都千代田区のイイノホールで開いた。
同会の総裁である秋篠宮皇嗣殿下は、お言葉の中で、元日に起きた「令和6年能登半島地震」*1と8~9月に能登地域で発生した大雨被害*2に触れ、「森林に多大な被害が発生し、林業も被害を受けました…(略)…近年は、気象変動等に由来する気象の変化など、今までにない厳しい状況にあります」と危機感を示し、「森林は、地球温暖化に関わる二酸化炭素の吸収源や、生物の多様性を維持する場でもあります。そのことからも、持続可能な森林管理への要請が世界的に高まってきております」と林業振興の重要性を語った。
計26名に賞状を伝達・贈呈した後は、農林水産祭の林産部門で天皇杯(最優秀賞)を受賞した(株)T-FORESTRY(神奈川県小田原市)*3の辻村百樹代表が全受賞者を代表して謝辞を述べた。
(2024年11月7日取材)
(トップ画像=受賞者を代表して謝辞を述べる(株)T-FORESTRYの辻村百樹代表(左、画像提供:大日本山林会))
『林政ニュース』編集部
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