活動開始から4年目に入っている群馬県フォレスター等民国連携推進連絡会(略称「ぐんまフォレスター連絡会」、会長=野畑直城・群馬森林管理署長)は、10月25日に同県昭和村で「低コスト林業」をテーマにした2部構成の技術交流会を行った。
第1部(午前)は、利根沼田森林管理署が昨年度(2023年度)実施したha当たり1,500本の低密度植栽地を訪れ、参加者それぞれが植栽木の生育状況などを測定し、省力化や成林の確実性などに関して率直に意見交換した。
第2部(午後)は、昭和村公民館に会場を移し、第1部の検証結果をもとに「再造林の低コスト化」を巡る課題や展開方向について議論を深め、山本道裕・吾妻森林管理署長が講演を行った。
ぐんまフォレスター連絡会・野畑会長の話「低密度植栽を座学で観念的に学ぶのではなく、現状を調査した上で今後に向けた『ボトルネック』を見出すことが必要になっている。群馬・利根沼田・吾妻の3森林管理署が連携して、その機会をつくることができた」
(2024年10月25日取材)
(トップ画像=技術交流会には約40名が参加し、低密度植栽のメリット・デメリットを現場で確かめた)
『林政ニュース』編集部
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