米国中心に24年12月期は増収増益へ、国内は付加価値を重視──住友林業

米国中心に24年12月期は増収増益へ、国内は付加価値を重視──住友林業

住友林業の2023年12月期決算は、売上高が前期比3.8%増の1兆7,332億円、経常利益が同18.2%減の1,594億円、当期純利益が同5.7%減の1,025億円だった。

2024年12月期の計画では、主力事業である米国戸建て住宅の販売戸数増加などにより、売上高は同19.1%増の2兆650億円、経常利益は同8.5%増の1,730億円、当期純利益は同2.9%増の1,055億円の増収増益になると見込んだ。

国内の木材・建材事業に関しては、持ち家住宅着工戸数が25か月連続で前年同月比でマイナスとなっている厳しい状況を踏まえ、バイオマス燃料や原木(丸太)など幅広い品目で販売数量を確保していく方針。国内の住宅事業については、「付加価値にこだわった」受注・販売とコストダウンやDXなどを組み合わせて、売上総利益率のアップを目指すことにしている。

(2024年2月15日取材)

(トップ画像=住友林業の米国戸建住宅事業の受注戸数推移、同社資料より)

『林政ニュース』編集部

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