空間型VRのフォレストデジタルが林業の出前授業を初めて行う

北海道 森林の新たな利用

空間型VRのフォレストデジタルが林業の出前授業を初めて行う

フォレストデジタル(株)(北海道浦幌町、辻木勇二・代表取締役CEO、第647号参照)は、9月18日に幕別清陵高等学校(幕別町)で空間型VR uralaa(うらら)を使った林業の出前授業を初めて行った。同社のサービスでは、ヘッドマウントディスプレイなしで仮想空間を体験できる。

出前授業では、2年生3クラス計107名が林業の作業内容や十勝管内の事業体などについて学んだ。操縦者目線からのハーベスタでの伐採や、地表目線で植林を体験するなど臨場感あふれる内容で、高校生からは、「すごい迫力、伐採するのは楽しそうだと思った」などの声が上がった。

今回の出前授業は、道の担い手対策事業の一環として実施され、同社の担当者は、「今後も継続していきたい」と話している。

「デジタル森林浴」にとどまらずコンテンツを拡充し飛躍図る

2019年に創業したフォレストデジタルは、当初のメインコンテンツ「デジタル森林浴」からラインナップが増え、現在は1,000以上のコンテンツを揃える。森林空間にとどまらず、海や花火、夕焼けなどを題材にした“ひととき旅”を楽しむ事業も展開しており、辻木CEOは、「来年は新しいフェーズに入る」と新たな飛躍を目指している。

(2024年9月18日取材)

(トップ画像=仮想空間の中で林業について学んだ)

『林政ニュース』編集部

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