移住者ネットなどが3か年かけて「くらすべ山形木育の森」を整備

東北地方 山形県 森林教育・木育

移住者ネットなどが3か年かけて「くらすべ山形木育の森」を整備

やまがた移住者ネットワーク(山形市、山脇文子会長)と、同ネットワークの事務局をつとめるふるさと山形移住・定住推進センター(鈴木隆一理事長、愛称:くらすべ山形)及びやまがた森林(もり)と緑の推進機構(同、今井敏理事長(元林野庁長官))は、3者連携事業として「くらすべ山形木育の森」の整備をスタートさせた。同機構の敷地内にある樹木園の一画に子供達が身近に森や木と親しめるフィールドを3か年かけてつくる。10月1日に協定締結式を実施するとともに、記念植樹や交流会などを行った。

昨年(2021年)11月に発足した同ネットワークは、山形県への移住者らで構成し、相互交流や定住・定着に関わる支援活動などを行っている。今年(2022年)7月には林業セミナーを初めて開催し、「木育」を通じて子育て環境などを充実することの重要性が広く認識され、具体的な活動の場をつくることにした。

同機構の樹木園(旧苗木圃場)は約5haの広さがあり、このうち約7,200m2を「くらすべ山形木育の森」として整備する。作業を担うボランティアを募集しながら、今年度は下草の刈り払いなどを行い、来年度(2023年度)中にはベンチやテーブル、ブランコなどを設置してプレオープンする。さらに木質チップを敷くなど利用環境を整えた上で再来年度(2024年度)中にグランドオープンし、木の実拾いや葉っぱ遊び、キノコ観察など様々な体験活動を本格的に実施することにしている。

(2022年10月1日取材)

(トップ画像=3者連携で「くらすべ山形木育の森」づくりがスタート)

『林政ニュース』編集部

1994年の創刊から早30年! 皆様の手となり足となり、最新の耳寄り情報をお届けしてまいります。

この記事はフリー会員記事(675文字)です。
フリー会員になると続きをお読みいただけます。
詳しくは下記会員プランについてをご参照ください。