岩手・宮城県から認証木材をお届け!「5TreesNet」が発足

岩手・宮城県から認証木材をお届け!「5TreesNet」が発足

岩手県と宮城県でFSC認証林を管理・経営している5つの地域(5市町)が連携して、認証木材の供給を協力して行うネットワーク「5TreesNet(ファイブ・ツリーズ・ネット)」を立ち上げた(1月17日に発表)。認証木材へのニーズに5地域が結束して応えることで、マーケットでの存在感を高めていくことを目指している。

「5TreesNet」を構成しているのは、岩手県の岩泉町(岩泉町森林認証グループ管理会)、大槌町(釜石地方森林管理協議会)、住田町(住田町森林認証グループ)、宮城県の南三陸町(南三陸森林管理協議会)、登米市(登米市森林管理協議会)の5地域。それぞれ認証林の面積や樹種構成などが異なり、これまでは個別に認証木材を供給してきたが、今後はお互いのサプライチェーンを利用して供給力を高めていくことにした。5地域の認証林面積を合計すると3万2,920haになり、「量」がまとまることもアピールしていく方針。認証木材を使った製品などを求めるユーザーなどを対象に共同でプロモーションやセールス活動などを行うことも検討している。

竹中雅治・登米町森林組合参事の話「認証木材を普及していくためには、やはり『量』が必要になる。5地域の協働によって様々な注文にワンストップで応えていきたい」

(2023年1月17日取材)

『林政ニュース』編集部

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