第1回「サザエさん一家の吹き出しコンテスト」の長官賞に2作品選定

第1回「サザエさん一家の吹き出しコンテスト」の長官賞に2作品選定

林野庁は、初めて実施した「サザエさん一家の“もりのわ”話 吹き出しコンテスト」の受賞作品を決定した(8月4日に発表)。4月13日から5月31日までの募集期間に1,759作品の応募があり、林野庁長官賞(最優秀賞)には、釣田林太郎さん(茨城県つくば市、20代)の「高層木造建築」と飛田直子さん(東京都青梅市、70代)の「森の保育」が選ばれた。また、山下結愛さん(千葉県千葉市、10代)の「森林の役割って何?」がみどりの感謝祭運営委員長賞、山口真二郎さん(東京都新宿区、40代)の「循環利用」が長谷川町子美術館長賞を受賞した。表彰式は、10月8日(日)に行う予定。

同コンテストは、「サザエさん」の4コマ漫画の吹き出しに入れる機知に富んだセリフを幅広く求めて、森林の循環利用に関する理解を広めるのが目的。長官賞の「高層木造建築」は木造ビルを積み木に置き換えて親しみやすいやりとりにしていること、「森の保育」は「サザエさん」らしいほのぼのとした世界を表現していることなどが評価された。

海の町・横浜と森の町・秩父を専用列車でつなぐツアーも計画  

「サザエさん一家」は、林野庁から「森林の環(もりのわ)応援団」に委嘱されている。「吹き出しコンテスト」に続く活動として、列車を貸し切って「海の町」横浜(神奈川県)から「森の町」秩父(埼玉県)に向かい、植樹や製材所見学などを行うツアーを10月28日(土)に実施することが計画されている。今後、都市住民を中心に120名程度の参加者を募ることにしている。

(2023年8月4日取材)

『林政ニュース』編集部

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